No love lost〜憎しみだけが残る〜(1993.CARCASS)
9月3日
趣味の偏った某駅にアポに向かった。
相手は以前、キャバクラのような特殊カフェで連絡先交換したHりである。
Hり(10代後半):学生
元々が店員、客の関係から始まっているので、
手応えがなく、望みも薄かったが、なんとかアポまでこぎつけた。
しかし、出勤前の1時間ほどしか時間がなく、
なんとかして、少ない時間でぎらつこうと
早めに着いて、カラオケまでの最短ルートを調べていた。
待ち合わせ時間になっても来ないので、
すっぽかされたかと思ったが、10数分ほど遅れてHりが登場した。
初めて店外で会うHりは、パツキンの可愛いギャルだった。
ホットパンツからむき出しの白い太ももが眩しい。
タレ目ロリ顔にこなれていない感のメイクと、中途半端な巻き髪が、
妙な調和を生んで、なんだか最高に奇麗でエロかった。
隣で歩いているだけで妙などきどき感がある。
安っぽいティーンエイジャーな香水の香りと、太ももが目に入るだけで勃起しそうになった。
***
5分ほどでカラオケに到着。
前回のギラツキで利用したのと同じカラオケチェーン店なのだが、
さすが趣味の偏った街だけあり、お洒落感はなく、ディープな内装だ。
時間が無いため、カラオケは歌わず、
軽食とアルコールをオーダーした。
店外で会う、素のHりは勤務時とうって変わり、
わかりやすい位、今時のギャルだった。
脈絡なく会話の最後に、「っ的な。」をつけたり
学校、友達関係、バイトなどをだるそうに話始める。
1流大学生や医大生と合コンした話など、
あまりに自分と異なる価値観の話が絶え間なく続くため、
なんだか怖じ気づいてしまい、ぎらつく隙がみつからなかった。
軽食をつまみ、アルコールを飲み、よし、ぎらつこうっ!と思った矢先、
「タバコ吸っていい?」
タバコを吸い始めるHり。
タバコ吸っている最中にぎらついて、火事になったらやばいよな
などと余計な心配をして更にぎらつけなくなった。
やがて、Hりの出勤時間となり、
「今日は時間なくてゴメン、今度シフト無い日連絡するよ」
と言い残し立ち去っていった…。
一人カラオケBOXに残る自分。
目の前には、Hりが食べ残した、揚げパンとお酒が…。
ヤケになって、
食べ残しの揚げパンとお酒を飲む自分。
…何をやっているんだ私は。
そのままカラオケする気にはとてもなれず、
いたたまれない気持ちのまま、清算し、退室した。
正直望みは薄いが、もしかしたら、Hりからまたメールがくるかも…。
と淡い期待を抱いていた私であったが、
後日Hりから、以下のような強烈なメールが届いた。
以下Hりのメール抜粋
1ついいかな。
自由人さんがもう●に来る気が無いなら
会う意味ないし、私に何の●●●●もないです。
私プライベートと仕事完全に●●●ているので
●●になんない時間の無駄はなるべく避けたいので。
では。
箸にも棒にもひっかからない、
これ以上のコミュニケーションを完全拒絶するメールである。
とても悔しい。
しかし、メールが来ただけでもマシであり、
もっとも悔しい事は、このようなメールが来ても
それでもなんとか理由をつけて、アポれないもんだろうか?
と考えてしまう事だ。
どんなに生意気で、えらそうな態度をとられても
相手の魅力が高ければ、許せてしまうし、
それでも会いたいと思ってしまう。
プライドとか考え方は人それぞれだと思うが、
やっぱり魅力の高い方が強い。
Hりのような魅力の高い相手と良い関係になりたいなら、
自分の魅力を相手以上に高めるしかない…?
店員、客の関係を超えられるか?
挑戦の意味でここまで続けてみたが、
手痛いしっぺ返しを食らった。
しかし、それに見合うだけのものも得たと思う。
Hりのさよならメールには、重要なヒントが隠されている気がする。
内容と、これまでの流れをじっくり振返り、
少しでも自信の魅力を高められるよう吸収、フィードバックしたい。